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表紙とコラム Vol.239
白山高山植物園(石川県白山市)
白山高山植物園(石川県白山市)
一年に一度、お花畑が見ごろになる1ヶ月半の間だけオープンする植物園です。駐車場から急勾配の登山道を約10分。山肌を黄色く覆うニッコウキスゲが出迎えてくれます。白山を眺望できる植物園には約50種類10万株の白山の高山植物が植えられています。

セクハラという言葉が世の中に登場して約35年、以降、様々なハラスメントが定義されました。
ハラスメントとは嫌がらせ、いじめ、迷惑といった意味なのですが、たとえ悪意のない言動でも、相手が不快に感じればハラスメントとなります。

例えば、部下に対し「頑張ってね」と肩をたたいたり、「夏季休暇は何をするの?」と聞いたり、「君ならできる」と励ましたり...。 ごく普通の言動だと感じる方も多いでしょうが、ボディータッチ、プライベートに入り込む、プレッシャーをかける事は基本的にNGとされています。

若い人とコミュニケーションを取ろうと努力した結果がアウト!と言われ、世知辛い世の中になってしまったと嘆く人も多いでしょう。 最近では部下が上司の言動を逆手に取り、ハラスメント被害を装い、脅しをかけるような逆パワハラも問題になっています。

部下と接点を持つことが恐くなり、なるべく関わりを避けると、今度は無視をした、フキハラ(不機嫌ハラスメント)だと言われたり、臭いが嫌だ(スメハラ)と言われたり、自分の存在自体が否定されているような気がして、鬱になったり、居場所を無くす人もいるようです。

ハラスメント行為は、どんな理由があれ決して許されません。とはいえ「相手が不快に感じたら全てダメ!」とする傾向が、やや過敏になりすぎているように感じます。

ハラスメントを気にするがために、コミュニケーションや人間関係が委縮していくのはとても残念なことですし、逆に働きにくい職場になってしまうような気がしてなりません。

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