表紙とコラム Vol.237 | |
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三国 成田山(福井県坂井市)
三国成田山は、正式には成田山福井別院九頭龍寺といい、千葉県の成田山新勝寺別院です。初詣参拝客の多さでは、永平寺や気比神宮に並び、福井県の人気のスポットです。三国成田山は、桜の名所でもあり、春には淡いピンクの花で彩られます。 |
仕事柄、生活の中で触れる様々なシステムの使い勝手を意識するようにしています。 飲食店のものやスマホのアプリが中心ですが、技術的な面よりも、画面の遷移とか言葉の選び方などで、使う人への気配りが足りているのかが気になります。 飲食店ではタッチパネルのオーダーシステムがかなり普及しました。 が、中には画面が複雑で、次に進む操作がわからなかったり、セットものやトッピングなどが多く、途中で何を選んでいるのわからなくなったりするものもあります。 システムの最後に登場する注文確定ボタンが分かりにくく、ボタンを押さずに既にオーダー済だと思って、長時間食事を待ち続けている人もいたりします。 また、ある銀行のネットバンキングでは、入出金明細の検索で、指定した期間に明細が無い場合に、「エラー!」と赤字でびっくりするほど大きく表示されます。 え、何か操作ミスでもした?いやいや、エラーではなく「該当ありません」と表示されるべきでしょう、とツッコミたくもなります。 システム化により企業側の利便性だけが重要視され、お客様からすれば随分と不便になっていることがあるのではないでしょうか。 使う側のシステム対応力も必要だと言う意見もありますが、多くの人が戸惑うものは、想像力のない人が作った気の利かないシステムだと思われても仕方がありません。 そして、たとえシステム改良が難しくても、せめて表現方法ぐらいは分かりやすく変更するとか、間違いそうな箇所と対処方法を張り紙をするとか、店員が声掛けするとか、そんな配慮は必要だと思います。 日々の様々なシステムから感じとった違和感を無駄にせず、使う人の目線に立った"もの作り"をこれまで以上に心がけていきたいと思います。 今年も一年、ありがとうございました。良いお年をお迎えくださいませ。 |
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