表紙とコラム Vol.175 | |
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スポーツの世界の言葉が暮らしの中に普通に溶け込んでいる例はたくさんあります。
「八百長」や「たにまち」の語源は大相撲にありますし、近年よく使われるようになった「イエローカード」や「サポーター」などはサッカーです。「モチベーション」などもサッカー中継がなければ広まることのなかった単語かもしれません。
ちなみに気象の世界には「空振り率」とか「見逃し率」という言葉があるそうです。 野球の「三振」からアイデアを得ているのは明らかですが、本来、野球選手は打率の計算はしても、空振りや見逃しのアベレージなどをいちいち求めることはありません。 失敗をさらに分類しようとするところに気象予報官の厳しさとか実直さが垣間見えます。 もしかすると過去には「三振王」と揶揄されて引退に追い込まれてしまった予報官の一人や二人いたのではなかろうか・・・ 天気予報が外れると私はついついそんなことを考え、空を見上げてしまいます。 スポーツ用語が意外なところで思いもよらぬ使われ方をしているケースは探せばいろいろあるのかもしれません。 |
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山中温泉あやとりはし(石川県加賀市) 加賀温泉郷のひとつ、山中温泉に流れる大聖寺川の渓谷、鶴仙渓(かくせんけい)に架かる3つの橋のひとつが「あやとりはし」です。 こおろぎ橋から黒谷橋までの遊歩道の中間地点にあり、夏は川床、秋は紅葉の名所でもあります。総檜造りのこおろぎ橋とは対照的な紫色の鉄骨がS字型にうねる斬新なデザインの鉄橋です。 |
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