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表紙とコラム Vol.138
らっきょう畑(福井県坂井市)

先月に続いてプロ野球の話を・・・
今季、思うような結果を残せなかった球団は首脳陣の刷新を図っていますが、その中のひとつ西武の伊原春樹新監督が先日、グランドで所信表明を行ないました。そこで飛び出したのがヒゲやだぶだぶユニホームなどを禁止する厳命。ファンはそんなものを見に来るのではない、というのが新指揮官の言い分のようです。たしかにだぶだぶな着こなしは野球本来のスピードを殺してしまうという指摘が以前からありました。

しかし、私はヒゲに関しては逆に野球を面白くしプレーを有利に進める一面もあるのではないかと思うのです。そもそも他競技ではライバルを威圧するために選手がわざわざヒゲをたくわえるケースがあります。心理戦での効力がそれなりにあるのでしょう。

野球界でもメジャーは様子が違います。ワールドシリーズに臨んでいるレッドソックスはヒゲの選手がいっぱいでスタンドのファンもわざわざ付けヒゲをするほどです。ヒゲはチームの象徴でファンはそれを愉快に感じているのです。

ヒゲ選手が何人かいたとしても、不潔な印象さえ与えなければそれはそれで楽しいのではないでしょうか。謹厳実直に過ぎるよりものびのびと個性を発揮してくれる方が夢を与えるプロ野球本来の姿ではないかと思うのですが・・・

らっきょう畑(福井県坂井市)
三国町と福井市にまたがる三里浜砂丘は、全国で唯一、3年かけて栽培される「花らっきょ」が特産です。毎年10月下旬から11月にかけて、小さならっきょの花が砂丘地を埋め尽くします。11月初旬には「花らっきょ祭」が道の駅三国で開催され、多くの人でにぎわいます。

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