日増しに気温が上がり、ビアガーデンの季節がやってきました。ビールの年間消費量がよく話題になりますが、ビアガーデンで飲まれるビールもきっと相当な量でしょう。
ところでビールの消費量を表すのに東京ドームがよく引き合いに出されます。
「東京ドームをグラスに見立てると○杯になります」などというコメントはすっかりおなじみで、それを聞いて私も「へえー、それはすごいな」と驚嘆しているわけですが、はたしてこうした例えを全国ニュースなどで用いるのは適切なのでしょうか。

たしかにハコモノである東京ドームをグラスに仮定するアイデアは一見、悪くないように感じます。 けれども東京ドームに普段足を運んでいるのはプロ野球ファンや音楽好きくらいで、おそらく日本人の大部分は東京ドームを実際に見たことすらないはずなのです。 大きな建造物だからといって、それをそのまま体積の目安に利用するのはいささか短絡的に思えます。 やはりビールの消費量は缶や大瓶に置き換えてくれた方が断然わかりやすいし、その上で東京ドームを持ち出せばイメージも広がるのではないでしょうか。

さあ、それで夏場のビアガーデンでいったいどれほどのビールが飲まれているのかという話です。そのようなデータがもし存在するのなら、ぜひとも大ジョッキに換算して欲しいところですが、ビアガーデンによってジョッキの大きさって微妙に異なるのですよねぇ。