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表紙とコラム Vol.63
鉢ヶ崎海水浴場(珠洲市)

少し前のことになりますが、2足歩行の人間型ロボットの実用が間近だという報道がありました。 人間型ロボットといえば一時期、ホンダの「ASIMO」がテレビCMなどで人気者になりましたが、このほど発表されたものはそれをはるかに上回る性能を備えているそうです。 たとえば豪雨の中や滑りやすい床の上などでも楽々歩行し、工具類も器用に扱えるといいます。 今後は災害救助などでの活躍が期待されているという話ですから大地震や大事故の現場でロボットが人間を助け出すことも今後は現実になっていくのでしょう。

ところでこのような高性能のロボットが登場するのはけっこうなのですが、その一方で私には懸念がないわけではありません。 それはロボットの軍事利用! 苛酷な現場でもすいすい動き回れるようなロボットに武器を持たせればたいへんな脅威になることでしょう。

宇宙開発や核の問題と違って今のところロボット技術に関する国際的な取り決めはありません。 ただ、私はそろそろロボットの軍事利用について何かしらのルール作りをする必要があるのではないかと考えています。 今はまだ荒唐無稽な話かもしれませんが、手遅れになってからでは遅いのです。

鉢ヶ崎海水浴場(珠洲市)
鉢ヶ崎海水浴場は、能登半島の最先端、珠洲市にあります。 遠浅で透明度の高いこの海水浴場は「日本の渚・百選」にも選ばれました。 海水浴場の周辺は「りふれっしゅ村鉢ヶ崎」としてホテル、オートキャンプ場、ケビン、テニスコートなどがあり、一大リゾートゾーンになっています。

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