拳銃や刃物を使う凶悪な事件が後を絶ちません。
金沢でも先日、警察官が自宅アパートで男に刺されるというショッキングな出来事がありました。

警察はすぐに逃げた男の年齢や服装などを発表していましたが、私はこうした情報の伝え方に少し注文があります。

というのもこうした物騒な事件で犯人が逃走した場合、警察が公開するのは主に身長や体格、年齢、着衣の様子などで声の特徴が含まれていないのです。

「高い声」、「低い声」、「しわがれた声」などは犯人を特定するのに大きな手かがりになるはずなのに、実際は声に関するデータというとせいぜい訛りの有無くらいしか明らかにされません。

しかし、顔を整形し捜査網を巧みにすり抜けていた逃走犯が声をきっかけに通報された例があるなど声は思いのほか犯人逮捕の決め手になっているのです。

情報提供するにしても「大柄でこわもてなのに声が甲高い」とか「低音で話す30歳くらいの男」とか外見と声の特徴が合わせて示されれば、より犯人像が絞られることでしょう。
スピーディーな事件解決のため、警察は逃走犯の声にも徹底的にこだわるべきだと私は思うのですが・・・・