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表紙とコラム Vol.204
千里浜なぎさドライブウェイ(石川県羽咋市)

平成30年間の技術の進化は、我々の生活を激変させました。

場所と時間を充分確認し合う事が当たり前だった待ち合わせ。時間は…?場所って…だよね?など間際になってSNSやメールで確認する事など、30年前に想像出来たでしょうか。
社内稟議書を書き終える直前で間違え、落胆しながら書類を丸めてゴミ箱に投げ込む光景など、パソコンで容易に編集できる今の時代の若者にはピンとこないでしょう。
旅の写真の現像をワクワクしながら待ち、仕上がり後の映りの悪さに、あの時もう一枚撮っていれば…と、後悔が残ることも今では無くなりました。

また、30年前の常識が、そうでなくなった事もたくさんあります。

部活動で水を飲むのは厳禁だとか、傷口の処置に消毒液を塗って絆創膏を貼るだとか、食後はすぐに歯磨きするとか。
鎌倉幕府も”いいくに(1192)つくろう”ではなく1185年となり、士農工商の身分制度が存在しないこともわかり、教科書に載らなくなりました。

日進月歩の技術革新と研究開発により、我々の生活は随分便利になりました。
これまで面倒臭くて気の遠くなる作業をどれだけやってきた事か、また間違った知識をどれだけ必死に覚えてきた事かと、改めて驚きます。

これからは5G通信の定着とともにAIの活用が一般的となり、生活の利便性は益々向上するでしょう。 また研究開発の成果が更に実を結び、画期的な新薬が実用化されたり、平成の常識もまた覆されていくのでしょう。
かつてそうだったように、今やっている事が陳腐化する時代は必ずやってきますし、そうなることを期待して止みません。

"令和"の文字に込められた想いの通り、一人ひとりが明日への希望をもてる日本であってほしい、心よりそう願います。

千里浜なぎさドライブウェイ(石川県羽咋市)
日本で唯一、普通の車で砂浜を走ることができる海岸が千里浜海岸です。 約8kmの海岸線の波打ち際を走る爽快感は格別です。
千里浜なぎさドライブウェイは、自動車専用道路「のと里山海道」と平行してありますので、能登観光やドライブの途中で走ってみてはいかがですか。

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