1年ほど前の調査ですが、我が国でLINEを使っている人は7,000万人に上り、最近では、50代、60代の利用者数が大きく増加、 幅広い年齢層に利用されているそうです。

LINEに代表されるように手軽で身近になったSNS、友達や家族間だけでなく、最近では職場でも浸透するようになりました。

先日、ある知人が部下に送った打合せ日時のSNS連絡に、 「りょ」と返信があったそうです。誤入力？その後ずっと返信 を待っていたところ、「りょ」が了解の略語だったということ を知って恥をかいたと話していました。

またある方は、部下から「今日休ませてください」とSNSで連 絡があり、「普通は電話だろう！」と声を荒げて話していました。

SNSをフル活用している若い世代にとっては、これらの使い方 は至極、当たり前らしく、むしろ、場をわきまえた使い方を教 える上司側の冷静な対応が求められる時代になったとも言えそ うです。

中には負けじと部下とのやり取りにスタンプや顔文字で応戦す る方もいるようで、社内の秩序はそれで保てているのかと心配 になります。

SNSの登場で便利になった反面、随分と複雑な時代にもなりました。 相手の解釈次第では大きなトラブルになるリスクがこれまで以上に増えたことを、 今一度認識する必要があるかもしれません。