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表紙とコラム Vol.190
勝山城博物館(福井県勝山市)

先日閉幕した平昌オリンピック、日本は史上最多の13個のメダルを獲得しました。
羽生選手の連覇、スピードスケートのメダルラッシュなどに日本中が歓喜しました。
その一方で、実力を発揮できず苦渋を味わった選手もたくさんいました。

特に猛烈な寒さと風に悩まされたジャンプ陣、氷のように硬い雪にはじかれ転倒相次いだモーグル選手を見てると、極寒の平昌で一層気温が下がる夜~深夜にかけて組まれた日程には、とても違和感を覚えました。
これには"多額のテレビ放映権"が影響しており、一部の競技時間をアメリカやヨーロッパのゴールデンタイムに合わせているためだそうです。

短時間でいつもより厳しい環境に慣れるのは大変なことです。
お金がかかるオリンピックで商業主義が進むのは仕方がないとはいえ、長期間かけて調整してきた選手のコンディションやパフォーマンスよりも放送局の都合が優先されるのは残念でなりません。

2年後はいよいよ東京オリンピック。
「日本開催なのに時差がある?」みたいな日程が組まれることなく、選手達に最高の舞台が用意されることを期待します。

勝山城博物館(福井県勝山市)
平成4年に開館した勝山城博物館は、江戸時代の大名武具や染織品、合戦図屏風などが収蔵されています。
石垣には勝山市を流れる九頭竜川にちなみ、9匹の龍が彫られています。
実際の勝山城は既に消滅しており、城址の碑が残るのみとなっていますが、姫路城の天守に似た博物館は堂々とした佇まいをしています。

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