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表紙とコラム Vol.189
雪だるままつり(石川県白山市)

相次ぐ寒波に襲われている今年の冬、テレビからは記録的な、何十年ぶりの、という言葉が日常的に流れてきます。
雪かきサンデー、スタックなどが今年の流行語大賞では、と冗談も聞かれるほどです。

私の住む金沢市でも6年ぶりの大雪となりました。
特に道路の混乱は深刻で、生活道路の除雪作業が捗らず、市民の足に大きな影響を及ぼしました。

ここ数年の暖冬からある地方では待機除雪車の数や人員を減らしていたとの報道もありましたが、これまで経験した雪害の痛みを決して忘れることなく不測の事態に備えていただきたいと願います。

そんな大変な大雪ですが、温かい気持ちになることもありました。
ご年配から幼い子供まで家族総出で雪かきする様子、近隣住民と「よく降ったねえ~」と言葉を交わしながら協力しあう様子、進めなくなった車を数人で押す光景などを見るとホッとしました。

失われつつあるコミュニケーションの機会を与えてくれたり、他人への思いやりを教えてくれたのだと思うと、たまの雪は悪くないかもしれません。

雪だるままつり(石川県白山市)
白山市の白峰では毎年「雪だるままつり」を開催しています。
住民がいろんな雪だるまを作製して軒先や道路に飾ります。
桑島地区と白峰地区の2つの地区でそれぞれ別の日に開催し、昼間は白峰の名物を中心とした飲食が楽しめ、午後5時からはロウソクを灯して雪だるまをライトアップします。

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