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表紙とコラム Vol.184
雷鳥沢(富山県立山町)

先日行われた世界陸上、日本チームが4×100mリレーで銅メダルを獲得したのは記憶に新しいところです。
決勝レースでは、故障したケンブリッジ選手に代えて、控えの藤光選手がアンカーで起用されました。

藤光選手はずっと出場機会に恵まれず、初めて出場した昨年のリオ五輪も控え選手でした。
最年長となり引退を考えながらも今回の世界陸上に向けて1年前から準備をしていたといいます。
待ちに待った大舞台、急な起用にもかかわらず結果を残せたのは、日頃の準備の賜物なのでしょう。

「準備」とは物事がうまく運ぶように前もって環境や態勢を整えることですが、その日に向けて日々努力を続けるのは簡単なことではありません。
ましてやその日がいつか分からない控え選手はどのようにモチベーションを保つのか、よほどの強い精神力が必要だろうと想像します。

「その日」は永遠に来ないかもしれません。
それでも準備を続けるのは、どんな結果に終わろうとも後悔だけはしたくない、そんな気持ちがあるのかもしれません。
「今日がいつかの準備になる」そう信じて日々の活動を積み重ねたいものです。

雷鳥沢(富山県立山町)
立山の登山口、室道から徒歩40分ほどのところにある雷鳥沢には剣岳登山のベースキャンプ、立山縦走や奥大日岳の登山者の拠点となるキャンプ場があります。
もちろん家族でのキャンプにも利用でき、周辺にある山小屋では温泉に入ることもできます。
四季折々の大自然、夜は満天の星空に感動します。

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