表紙とコラム Vol.167 | |
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スーツが板についていない初々しい若者が街にあふれる季節になりました。 近年、そうした新入社員とどのような立ち位置で話をするべきか迷っている管理職の男性が多いと聞きます。丁寧な言葉で接するのが良いのか、タメ口とはいかないまでも少しくだけた言い回しの方が良いのか、お互いの距離をどうとるのかが悩ましいのだそうです。 昔なら酒の席にでも強引に連れて行って武勇伝でもひとくさりすれば、一発で組織になじんでくれたのでしょうが、情報社会の申し子のような今の若者たちにそんなアプローチは通用しません。結果として世のオジサンたちの多くが常体と敬体がまぜこぜになった不自然な言葉遣いになってしまうらしいのです。 話は変わりますが、以前あるラジオの番組で「女性が年下の男性と付き合うときの心得」というのを紹介していました。ポイントは年齢差をいちいち持ち出さないということと若者っぽい言葉を発しないということの2点で、たいがいの女性はそれをわきまえているというのです。 ふと、これは恋愛だけではなく、現代の世代間交流全般に通じる極意ではないのかと感じました。だとすると今の時代、スマートに新入社員を指導できるのは女性管理職の方なのかもしれません。ジェネレーションギャップに苦しむ御仁は女性のコミュニケーション術を手本にしてみてはいかがでしょうか。 |
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丸岡城(福井県坂井市) 日本最古の天守閣を持つ丸岡城は、霞ヶ城とも呼ばれています。戦国時代の1576年に築かれたお城に隣接して、築城400年の記念に造られた日本庭園と歴史民族資料館があります。 毎年春には「丸岡城桜まつり」が開催され、桜とともにライトアップされます。 |
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