表紙とコラム Vol.144 | |
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目にしみるような青葉の季節を迎えました。企業では新入社員の名刺交換が少しずつ板についてきているのではないでしょうか。 名刺といえば、近年これはいったい何のことかと疑問に感じるような肩書が増えてきたような気がします。たとえば先日、挨拶を交わした方の名刺には「インシュアランス・アドバイザー」と刷り込まれていました。ほかに「シニア・マネージャー」や「アカウント・エグゼグティブ」などというのもあります。 ちなみに「シニア・マネージャー」や「アカウント・エグゼグティブ」は上級の役職だそうですが、「インシュアランス・アドバイザー」は将来独立することを目指して個人や法人向けに損害保険を紹介する営業マンだとのこと・・・つまりこの場合は役職ではなく、職種を示す言葉に近いようです。それだったら日本語で表現してくれた方が無難なのにとも思いますが、外資系企業が増える中で勝手に名刺の文字を変更することもできないのでしょう。 とはいえ舌がもつれそうになるような長いカタカナの相手をついさっき名刺交換したばかりの新入社員がすらすら電話口で取り次いでいるのを見ると、こうした肩書が世の中に浸透するのも意外に早いのかなと思ってしまいます。 |
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海王丸パーク(富山県射水市) 商船学校の練習船として昭和5年に誕生した海王丸は、平成元年に現役を引退後、海王丸パークで一般公開されています。29枚の帆をすべてひろげる総帆展帆(そうはんてんぱん)は4月から10月の間に数回実施されます。夜はイルミネーションの点灯も行われています。 |
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