表紙とコラム Vol.104 | |
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年の瀬となりギャンブルスポーツは総決算の時期を迎えました。競馬なら「有馬記念」、競輪なら「KEIRINグランプリ」、競艇なら「賞金王決定戦」などというように各競技で1年を通じてもっとも賞金の大きなレースが行われます。 けれども世間一般がそうした戦いを正当に評価しているかというと決してそうではありません。私が苦々しく感じるのは晴れの舞台に進出してきた選手らをまるで一攫千金を目論む強欲者のように捉える人がいる点です。たしかにたかだか3分程度の時間で億単位の賞金を手に出来てしまうというのは、宝くじに当たる以外に一般人では考えられないことでしょう。ですが、それは勇者たちが天賦の才と不断の努力で熾烈な争いを勝ち上がった結果なのです。 メディアはそうした事情を的確に伝えるべきだと感じるのですが、残念ながら「賞金は何に使いますか?」などと切り出すインタビュアーがいて毎度がっかりさせられます。いくらなんでもそれはノーベル賞や文学賞の受賞者に賞金の使い道を尋ねるくらい見当違いの話でしょう。偉業の達成にもっと敬意を払うべきだと思います。 |
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気多大社(羽咋市) 毎年多くの初詣客で賑わう気多大社には、伝説の大国主神(オオクニヌシノカミ)が祀られています。本殿の後ろに広がる原生林は「入らずの森」と呼ばれ、天然記念物に指定されています。「縁結びの神」として人気を集める気多大社は、石川県のパワースポットとしての人気もあります。 |
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