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表紙とコラム Vol.82
百万貫岩(白山市)

先日、東京タワーに行ってきました。 お台場ベイエリアや赤坂サカスなど新名所が次々と生まれても東京タワーの人気は変わりません。私が訪ねたときも平日だというのにエレベーター前にはけっこうな列ができていました。

東京タワーは遠くから眺めるのも悪くありませんが、展望台まで上がって下界の喧騒を俯瞰するのがやはり格別です。その絶景には行列を待つだけの価値がたしかにあります。
それから土産物の品揃えも愉快です。東京タワーをデザインしたペナントや掛け軸、オブジェなどは開業した50年前からほとんど変わっていないのではないかと思うくらいのレトロ感を漂わせています。
林立する高層ビルを眼下に置くロケーションと時が止まったような土産物の数々・・ 東京タワーのそんな突き抜けた存在感が何ともいえません。
2011年には東京スカイツリーが完成するという話ですが、それに負けることなく東京タワーにはいつまでも堂々とそびえたっていて欲しいと思います。

そういえば東京タワーのライトアップが消える瞬間を見つめ合ったカップルは永遠の幸せを手に入れるのだという都市伝説もありました。半世紀を経たランドマークはそんな神秘的な一面も合わせ持っているのです。

百万貫岩(白山市)
白山市の白峰から白山登山の登り口、市ノ瀬へ向かう県道33号線の途中に突如現れる巨大な岩が「百万貫岩」です。 昭和9年の大洪水で流されてきた岩で、高さ16m、周囲は52mもあり、名前の百万貫よりも重い129万貫(約4800t)もあります。

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