会話の途中で相手から「えっ?」と聞き返されるのはあまり気持ちの良いものではありません。
何か誤りを指摘されたようで「発音が悪かったかな」とか「声が小さ過ぎたかな」とか私などはいろいろ考えてしまいます。
最近私が手を焼いているのが音声を認識するという機器類・・・
たとえば音声認識のカーナビは、私のある言葉だけはどうしたわけか知らん振りで「認識できません」の一点張りです。
パソコンの音声入力ソフトというのも数年前、試しに使って文書を作ったことがありますが、こちらの思い通りに文章を打ち上げるのはけっこうな作業でした。
アクセントやブレスの取り方などが間違っているのかと例によって落ち込んだものですが、その時点ではソフトの音声認識精度もそれほど高くはなかったようです。
ところで先日ラジオを聴いていたら、あるアナウンサーが相手の言葉がうまく聞き取れないときは反問せず、前後のやりとりから大体の見当をつけていくのだと語っていました。
会話の流れを止めないテクニックはさすがの一言につきます。
音声入力ソフトの認識精度はここ数年でかなりの進歩があったと聞きますが、プロのアナウンサーの「気遣い」にコンピューターが追いつくにはまだまだ時間がかかることでしょう。
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