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表紙とコラム Vol.225
白米千枚田-あぜのきらめき(石川県輪島市)
白米千枚田-あぜのきらめき(石川県輪島市)
冬の能登半島を彩るイルミネーションイベント「あぜのきらめき」は、輪島市の白米千枚田で開催されます。「世界農業遺産」にも選定されている棚田の畦を25,000個のソーラーLEDが、ピンク→グリーン→ゴールド→ブルーへと15分ごとに変わります。今年は3/14まで。

昨年の年末ジャンボ宝くじの1等当選確率は0.000005%だそうです。なかなかイメージしづらいのですが、人が交通事故で死ぬ確率はその100倍以上だそうで、いつか当たると信じて買い続けると、確率的には当選する前に交通事故で死んでしまいます。

確率を聞いて実感がわかない例は他にもあります。
同じクラスや職場など身近な集団の中で、誕生日が同じ人がいる確率は23人集まれば約50%だそうで、そんなに高確率だとは驚きです。

私たちは普段、様々な確率を参考にしています。確率がイメージできない場合は何かに例え直したりします。そして場面ごとに確率と自分の置かれた状況を照らし合わせて、いろんな判断をし、時には重大な決断もします。
・合格率70%で第一志望校を受験するのか
・術後の死亡率20%をどう考えるのか
・降水確率70%で登山を決行するのか

何%が安全圏なのかはケースごとに異なります。また、どうやってその率を出したのか、何か条件がついてないのか、率の持つ意味をしっかり理解しないと、判断を誤り、取り返しのつかない事になるかもしれません。

新型コロナウイルスワクチンの有効性や、副反応による重篤化の危険性も率が気になります。
年齢別、性別、基礎疾患の有無によるそれぞれのリスクの率、またそれらのマトリクスではどうなのか、まだまだ情報としては不足しています。

段階的なワクチン接種が既に計画され始めていますが、自分と身の回りの大切な人たちのためにも、必要な率を読み取り、決して人任せにせず、接種の利益とリスクを充分に考えることが大切だと思います。

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