名刺交換をすると怪訝に感じるような肩書きにしばしば出会います。
たとえば先日挨拶を交わした方の名刺には「インシュアランス・アドバイザー」と刷り込まれていました。ほかにわかりづらい例としては「シニア・マネージャー」や「アカウント・エグゼクティブ」などというのもあります。意味もさることながら、どのくらいの地位なのか見当がつかないのが厄介です。
ちなみに「シニア・マネージャー」や「アカウント・エグゼグティブ」が上級の役職なのに対して、先の「インシュアランス・アドバイザー」は将来独立することを目指して損害保険を紹介する営業マンを表しているのだとか。
どうやら名刺にある肩書きには役職や職種が混在しているようです。そんなに複雑ならばいっそ日本語でわかりやすく表記してくれた方が無難なのに、とも思うのですが、外資系の企業などもあり簡単にはいかないのでしょう。
そういえばすっかり定着した「システムエンジニア」なども昔は説明するのに骨が折れました。今や「SE」でも通じるのですから隔世の感がありますが、そうやって辛抱強く遣い続けていればやがて当たり前の日本語になっていくのかもしれません。
ところで先日、結婚披露宴に出席したところ、席次表の肩書きがあまりに長い方がいらっしゃいました。数えてみたらびっしりと42文字・・・ いやはや読むだけで疲れました。
日本語であれ外来語であれ、肩書きは短くシンプルにまとめていただきたいものです。
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