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表紙とコラム Vol.68
石川ルーツ交流館(白山市)

来年の干支、ネズミにかけたわけでもないのですが、近年急増している「マウス症候群」をご存知でしょうか。

動物が媒介する病気は多々あるだけに、ついついネズミを連想してしまいますが、これはパソコンでのマウス操作が原因の現代病です。 症状は手首の痛みや指先のしびれから肩こり、血行障害、腰痛にいたるまで幅広く、ひどい人は歩行困難になるといいますから、甘くみていると入院手術ということにもなりかねません。

いったいマウス操作くらいで体がSOSを出すものかといぶかる向きもあるでしょうが、手首を固定させ同じ動作を反復することは思いのほか体に負荷がかかるのだそうです。 そういえば周囲には側面塗装がはげ落ちるくらい力を入れてマウスを握っている人がいます。 ああした人たちが「マウス症候群」予備軍なのでしょう。

考えてみれば初めて文字を習ったとき、鉛筆の握り方や書く姿勢についても私たちは指導を受けました。 それに比べるとパソコンはまるっきり我流です。 体に無理をかけないパソコン利用、マウス操作がどんなものであるのか一度専門家のアドバイスを仰いでみたい気がします。

石川ルーツ交流館(白山市)
石川ルーツ交流館は、旧美川町にあります。明治時代に県庁が置かれ、当時の「石川郡美川町」の「石川」から現在の「石川県」という県名が生まれたそうです。 石川ルーツ交流館は、北前船で栄えた美川町の歴史や、手取川の治水に関する事などを学習できる博物館です。

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